司法書士試験は難関試験であり、合格率も3〜5%のため途中で撤退や諦めようと考えている人もいると思います。
今回は、以下のような悩みを持った人に向けて解説しています。
- 司法書士試験から撤退したい
- 司法書士試験を諦めようか悩んでいる
- 長い間合格できずに惰性で受験している
✅この記事を書いた人
社会人として働きながら5回目の試験で合格することができました。
さらに詳しいプロフィールはこちらです。
司法書士試験を諦める時はいつか?
最初に結論から言うと、
司法書士試験に「諦める時」はありません。
どういうことかというと、あなたの人生において「司法書士試験に合格すること」を最終目標にしてはいけないということです。
合格が最終目標だと撤退した場合に「合格できなかった自分」は全て否定されてしまいます。
でもそんなことはないはずです。
合格を最終目的にしてしまうと自分で自分をより辛い立場に追い遣ってしまいかねません。
ではどうしたらいいか?
司法書士試験を通過点にしてしまえばいいのです。
具体的には、期限を設けて挑むことです。
期限も5年以内で決めた方が良いでしょう。
私が5回目で合格したから5年にしたわけではありません。
5年あれば働きながらでも合格することは十分に可能であり、かつ、これ以上挑み続けると惰性になってしまう可能性があるからです。
資格試験の本当に恐ろしいところは、途中で止めることが難しくなってしまうというところです。
「せかっくここまで勉強したんだから」
「もうちょっとで合格できそう」
こんな思いで試験からなかなか抜け出せずに人生の大事な数年を費やしてしまいます。
そうならないためにも期限を設けてその期限内に合格できなければ、通過点として司法書士試験から「卒業」する気持ちであれば次の一歩も迷いなく進めます。
そうは言っても私は期限を設けずに挑んでしまいました。
今になってみれば、もし5回目で合格できなければ、その後もズルズルと合格できずに今もなお挑んでいたかもしれないと思うとゾッとします。
1番辛かった頃の体験談
司法書士試験もおそらく3回以上受験したあたりから、「このままで大丈夫だろうか」という思いがより一層強くなる頃だと思います。
冒頭でもお伝えした通り、私は社会人として働きながら5回目の受験で合格しましたが3回目の受験は忘れられない出来事がありました。
それは、
一緒に勉強を開始した人が合格し始めた頃
だったのです。
この時の焦りは尋常じゃないものでした。
合格した人はいずれもいわゆる専業受験生であり毎日10時間以上の勉強を約3年、1000日以上続けてきた受験生。
もちろんそれだけの時間勉強をしても合格する保証はありませんが、司法書士試験の理解度は私より彼らの方が明らかに上でした。
一方この頃の私はと言うと、
- 予備校の答練に取り憑かれ試験では必要ない判例にまで手を出している
- 勉強のスタイルが固まらず効率的な勉強ができていない
- 仕事のせいで勉強時間が確保できないというストレス
こんな散々な状態でした。
まじで司法書士試験は無理ゲーだと思いました(笑)
ここで初めて自分の勉強方法が間違っているのではないかと考えるようになりました。
そこで私は、「なぜ司法書士試験は一発合格する人がいるのだろう?」との思いに至りました。
司法書士試験は難関試験ですが、一発合格者も多数いるのも事実。
一発合格する人はただ単に才能があったから、運が良かったからというだけで合格できるのだろうか?
一発合格する人と自分の違いは何だろうか?
こんな事を考えました。
そこで「あれ?」と思ったのが、司法書士試験の基本って何だっけ?ということです。
私の受験当時から「基本が大事」「過去問が大事」という事は散々言われていましたが、私自身それを信じ切ることができませんでした。
「基本や過去問ができても応用問題が出てきたらどうするんだ?」
こんな風に思っていました。
しかし、後に「基本や過去問が大事」というのは半分正解で半分間違いであることに気づきます。
私が導き出した正解は、
基本=過去問を完璧に理解すること
ということでした。
それに気づいて、実際に私が過去問を完璧にするのに必要な期間は1年でした。
逆に言えば、私のように働きながらでも今から1年あれば、あなたも基本を完璧にできるということです。
ここらへんの詳しい話は「【体験談】社会人として働きながら司法書士に合格した私の勉強方法」で解説していますので、興味のある人はご覧ください。
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まとめ:期限を決めて全力でやってみよう
今回は司法書士試験の諦める時について解説しました。
今実際に司法書士試験に挑んでいる人も精神的・肉体的にも辛いと思います。
自分で決めた事とは言え、諦めてしまいたいという風に悩んでいるでしょう。
でも例えば「あと1回しか司法書士試験を受けられない」となったら考えは変わるはずです。
見えないゴールに目標をセットしてしまうから辛くなってしまうのだと思います。
自分のできる期限を設定しそれに向かって全力で取り組むとまた違う景色も見えます。
司法書士試験を「卒業」して別の道に進むのもありでしょう。
本当に手応えを掴んだのなら1年延長するのもありでしょう。
司法書士試験に合格するだけが人生じゃありません。
合格してもそうでなくても、あなたの人生が輝けるのが1番だと私は思います。
司法書士試験を諦めようか悩んでいる人が少しでも心が軽くなればと思って今回このテーマで解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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