【司法書士試験】今日からできる記述式対策と勉強方法

司法書士試験
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司法書士試験を合格する上で避けて通れないのが、記述式です。

記述式は苦手意識のある受験生も多い科目です。

今回はそんな司法書士試験の記述対策について解説します。

この記事はこんな悩みを持った人に読んでもらいたい記事です。

読者の悩み

  • 司法書士試験の記述式の対策を知りたい
  • 記述式の勉強方法が知りたい
  • 記述式を効率よく学習したい

このような悩みについて回答し、今日から始められる記述対策について解説していきます。。

なお、この記事を書いた私のプロフィールはこちらです。

この記事の信頼性

社会人として働きながら司法書士試験に5回目で合格しました。

司法書士の実務経験は10年以上になります。

そんな、受験歴も実務経験も長い私が司法書士を目指す人から合格者までがためになるブログを日々更新していますので、興味がある方は是非ご覧ください。

詳細なプロフィールはこちらです。

ちなみに、司法書士の概要についてわからない方は、司法書士と試験について詳しく解説したこちらの記事を先に読んでもらってからこの記事を読むとより分かりやすくなります。

記述式の対策

司法書士試験の記述式の対策をするにあたってまずは、記述式が試験の概要を掴んでみましょう。

記述試験について

司法書士試験の記述試験は午後の部の一部として行われます。

科目
午前の部(択一)・憲法
・民法
・刑法
・商法(会社法)
午後の部(択一)・民事訴訟法
・民事執行法
・民事保全法
・供託法
・司法書士法
・不動産登記法
・商業登記法
午後の部(記述式)・不動産登記法
・商業登記法

このように、記述式は司法書士試験の午後の部の択一と同じ時間で解かなければなりません。

午後の部の3時間で択一と記述式を解ききるだけの学習量が求められています。

これだけでも相当大変なことがおわかりいただけると思いますが、その上で記述式についても基準点(※)が設けられているのも大きなポイントです。

※基準点は以下「足切り点」と記述する場合もあります。

 記述式の基準点
(不登法35.0点、商登法35.0点 合計70.0点満点)
得点率
2021年度(令和3)34.0点48.5%
2020年度(令和2)32.0点45.7%
2019年度(令和元)32.5点46.4%
2018年度(平成30)37.0点52.8%
2017年度(平成29)34.0点48.5%
2016年度(平成28)30.5点43.5%
2015年度(平成27)36.5点52.1%
2014年度(平成26)37.5点53.5%
2013年度(平成25)39.0点55.7%

この表を見るとわかることが2つあります。

  • 年によってかなりのバラつきがある
  • 採点は1点以下(おそらく0.5点単位)でも採点される

年によって点数にバラつきがあるので、この基準点の推移を見て言えることは基準点はあてにならないということです。

あてにならないなら、

紹介すんな!!

と思うかもしれませんが、裏を返せば「毎年〇点以上取れればいい」というようなことではなく、あなたが合格レベルに達している受験生かどうかを問われていることになります。

どゆこと?

出題者である法務省の意図を考えるとわかりやすいかもしれません。

司法書士試験は午前と午後の択一を基準点以上獲得した受験生でなければ記述式は採点されません。

つまり司法書士試験における記述式は、午前午後の択一の足切り点を越えた受験生の中から、上位数百名が合格できるゲームになるということです。

このように記述式における基準点は「司法書士になるんだったらこの問題はこの点数は最低でも取ってほしい」という法務省からの隠れたメッセージであると言えます。

なので、必要以上に何点以上取るということを目的にするのではなく、実体法の基本を押さえ、ミスを減らすこと記述式の対策における大前提になります。

記述式の解き方

先ほどもお伝えしましたが、午後の部の試験はとにかく短く感じるので、記述式は時間との勝負になります。

そのため解き方以前に午後の部の計画も立てるといいでしょう。

これに関しては個人差が大きく、どれが正解というものがないので、自分であらゆる場合をシミュレーションした上で最終的に決めるとよいでしょう。

ただそれだと抽象的な話になってしまうので、実際に私が合格した時に立てた計画を紹介します。

私が実践した午後の部の計画

  • 順番は先に択一から解く
  • 択一は1時間以内に終えるようにし、1時間以上かかる場合には択一をやめ、記述式に入る。
  • 記述式の順番は不動産登記法→商業登記法の順番

このような計画を立てた上で記述式に挑みます。

そして記述式の対策は次のとおりです。

  • 問題文を1文字残さず読む
  • 構成を考える
  • ひたすら書く
  • チェックする

対策と言っておきながら当たり前のことで申し訳ありません。

しかし、この当たり前のことを当たり前にすることこそ記述式で基準点以上の点数を取ることができる唯一の対策なのです。

以下、順番に解説していきます。

問題文を1文字残さず読む

当たり前のことのように思うでしょうがこれをできない受験生を私は何人も見てきました。

これができていないということは、「時間がない」「焦っている」ことになります。

記述式では注意書きに前提となる情報が書かれていることがよくあります。

例えば、「添付情報で登記原因証明情報以外を記載しなさい」とか、「元本は確定しているものとする」の様な記載です。

これを見逃すのは命取り以外の何物でもありません。

なので、時間がないとか焦っている状況を作り出さずに問題を全て読み切れるだけの時間と心の余裕を持たせる立ち回りをすることを必ず意識してください。

構成を考える

まだ解答用紙には何も書きません。

問題用紙の余白などに構成を考えます。

その上で問題と照らし合わせて抜けがないかをこの時点で確認します。

特に前提となるとうきについては注意が必要です。

前提となる登記の例

  • 相続登記
  • 所有権登記名義人表示変更登記(設問で問われるのではなく書類から読み取る必要がある場合もあるので特に注意)
  • 元本確定登記 etc.

試験問題としても重要ですが、実は実務でもかなり大事で見落とすと本当に命取りになります。

記述式の勉強をする際にもこういったことを体系的にまとめて一覧にしておくと効率の良い勉強になるのでおすすめです。

ひたすら書く

ここまできてやっと解答用紙に書き始めます。

もう校正まで考えているのでひたすら書くだけの作業になります。

本試験では速いスピードで書くので字が雑になってしまいがちなので、綺麗に書けなくても、最低限読める文字になるように丁寧に書くことは意識しましょう。

また、普段の勉強の際からなるべく手を動かして書く練習もしましょう。

チェックする

記載漏れや誤字脱字をチェックするのはもちろんですが、チェックするのは注意しなければならない事もあります。

  1. チェックした上で迷ってしまった場合
  2. 順番が間違っているかもしれないと思った場合

初見ではそう思っていたけれど、いざチェックしたらこの様に思うことがあると思います。

明らかに間違っているところはすぐ訂正すれば済みますが、上記の場合には心に迷いが生じます。

どっちが正しいのか、訂正するべきなのか。

この行動如何で合否に関わってくると思うと重大な決断になります。

1に関しては、そういう状況になった場合私は「受験生の多くはどういう解答をするか」を考えます。

そして受験生が多く解答しそうだと自分が思う方を解答するようにしていました。

2に関しては、できる限りの時間を使って再度検証し、訂正して書き直すと決めた場合には、例え残りが3分しかなくても、残りの時間でできるところまで書き直す様にすると決めていました。

以上、記述式の対策について解説しましたが、実際にこれどおりに対策をする必要なないかもしれません。

むしろ本当に大事なのは、司法書士試験全般に言えることですが、あらゆる状況を考えて計画や対策を練っておくことが本当の意味での対策であると言えます。

魂は細部に宿ると言いますが、司法書士試験に本気で合格したいと思っているならできるはずです。

余談になりますが、私は司法書士試験の当日、休憩中に聞く音楽や昼食のメニューまで考えた上で試験に挑みました(もちろんあなたがそこまでする必要はありません)。

でもそう言った細かいところまで考えられている人はそうでない人よりも本気で司法書士試験に取り組んでいると思いませんか?

ちょっと話が逸れてしまいましたが、まだ記述式の対策を考えていない人はこれからでもまだ間に合うのでこの機会にぜひ自分なりの対策を考えてみてください。

勉強方法

対策をする以前に勉強方法で悩んでいる受験生も多いと思います。

私も始めたばかりの頃は記述式の勉強がイマイチ腑に落ちず悩んでいたこともありました。

今回はいくつかの項目に分けて記述式の勉強方法について解説していきます。

どうやって勉強する?

勉強の仕方としては次のことが基本にして究極です。

  • たくさん解く
  • イメージしながら解く
  • 手を動かしてやる

たくさん解く

まず記述式は慣れなければなりません。

そのためにもある程度の量を解くことが必要となります。

具体的に過去問であれば最低でも10年分はやった方がいいです。

また、記述式は毎年不登法・商登法1問ずつしか出題されないので、過去問だけだと不十分かもしれません。

そんな時は予備校・通信講座の答練や問題集にまで手を広げてやる方がいいです。

イメージしながら解く

記述式は無機質な文字の羅列ではなく、民法という実体法と不動産登記法という手続法が組み合わさって出されます。

そのため民法の事実関係の把握が非常に大事になってきます。

また、逆に択一式の勉強をするときに登記に反映させるとどうなるか?を考えながら勉強するとより効果的になります。

その上で、登記申請特有の前提として必要な登記や順番に注意すればよいでしょう。

手を動かしてやる

ひな形を見て覚えるのも時には必要ですが、実際に手を動かして勉強するのがおすすめです。

一見効率が悪い様に見えますが大事なことです。

というの前述した通り、記述式のある午後の部では時間との戦いになります。

普段から手を動かしていなければ間違いなく本試験で早いスピードで書き切ることはできません。

普段から手を動かして勉強することで通常の記述の勉強とプラスアルファで書く訓練にもなります。

どれくらい勉強すればいい?

登記申請に必要なひな型は多数存在しますが、実はある程度学習すれば申請書の必要記載事項や添付書類は出てくる様になります。

記述式の出来は何と言っても実体法と手続法の理解度に左右されるので、まずはしっかりと民法と会社法の択一、そして不動産登記法と商業登記法をしっかりと時間をかけて合格レベルに持っていける様にしましょう。

これらの教科の択一の点数が取れる様になると不思議なもので記述式の点数も取れる様になります。

私のやった勉強方法

記述式については、まず第1段階として、ひな型を覚えることに専念しました。

覚えると言うと語弊があるかもしれませんが、仕組みを理解する様に努めました。

例えば登記申請書の雛形も「変更登記」であるから「変更後の事項」が申請内容になります。

また、添付情報についても必要な物だから覚えるというのではなく、書類一つ一つを実体法に照らし合わせ確認する様にしました。

これをする事で見落としや抜けが格段に減るようになります。

これらが一通りできる様になったら次のような順番で繰り返し回しました。

①択一の勉強

②登記申請の雛形の確認

③1日1回は記述式の問題を解く

④間違えた部分、わからなかった部分の確認及び復習

⑤上の①に戻る

記述式の勉強は固めて数日に一度やるよりも毎日1問ずつでもやっていく方が私は合っていました。

問題も不動産登記法、商業登記法を1日1問ずつやるようにするのがおすすめです。

記述式以外にも私のした勉強方法についてこちらの記事でも解説しているので、興味がある方は是非ご覧ください。

ちなみに

勉強に行き詰ったらこちらの本で今一度自分のやり方が正しいか見つめ直すといいかもしれません。

定価1,650円ですが、このブログを見ていただいた方には無料でプレゼントします!

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効率よく記述式を学習する方法

記述式の勉強をすると択一では答えを見ればわかることも、記述式の答えを見てもよくわからないことがあると思います。

記述式を勉強する上で質問をや、他人からの添削は必須であり、独学で勉強することに限界があります。

そういう時は通信講座を受講するというのはかなりアリです。

通信講座のメリット

  • 初見の記述式問題を解くことができる
  • 記述式の添削が受けられる
  • 安い費用で受講できる
  • 択一についても復習ができる

司法書士通信講座で1番のおすすめはスタディングです。

スタディングは記述対策として以下のようなプログラムがあります。

スタディングの記述対策プログラム

  • 雛型暗記ツール
  • 記述式対策講座
  • 記述式問題集
  • 添削指導

※上記は合格コースコンプリート(99,000円)

これだけちゃんとした講座が含まれているので、記述式がイマイチ理解できない、苦手という人にはかなりおすすめの内容になっています。

それでいながら99,000円という価格です。

なお、スタディングでは紙のテキストは別途22,000円なので、合計すると121,000円になります。

私が通っていた某予備校だと答練・模試だけでもこれよりも高いので(確か12万円くらいでした)、費用的に見てもかなり安いです。

なお、費用で選びたいなら全て込み込みになっているフォーサイト(107,800円)が司法書士通信講座の最安値です。

他の通信講座についても気になる方はこちらもご覧ください。

>>初学者向け通信講座おすすめランキング

>>通信講座安い順ランキング

記述式を爆速で解くための文房具ツール

記述式を解く際に私がこだわったのはペンなどの文房具ツールです。

記述式の試験はご存知の通りボールペンか万年筆で解答しなければなりません。

しかも記述式の解答にはスピードが求められます。

そのため「書きやすさ」は非常に重要なポイントでありこだわりのツールを選ぶ方がいいです。

以下私がおすすめする記述式を爆速で解くための文房具ツールをご紹介します。

ボールペン

記述式を解く上で心臓部とも言えるボールペンの存在。

インクが出にくかったりかすれてしまうようでは全く使い物になりません。

また、注意しなければいけないのが、フリクションタイプの消えるボールペンは使用不可なので、使っている人はもちろんのこと、知らずに選ばないように注意しましょう。

そして私のおすすめはこちらのジェットストリームです。

ジェットストリームを選ぶ理由として

  • 書き心地がスラスラ早く書ける
  • かすれる心配がない
  • 線がくっきりしている

普段の勉強の時はもちろん仕事などで使っても最高なので、まとめ買いがお得かもしれません。

マーカー

記述式はマーカーで大事な部分を色分けすると情報が整理されるのでおすすめです。

こちらのマーカーは5色セットなのでそれぞれの色に意味を持たせて使い分けるのがいいでしょう。

このマーカーは先が潰れにくく太いのと細いのを選べるので使い分けができます。

ペンケース

ペンケースまで?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが実は意外と重要です。

というのも、司法書士試験の会場によっては、机がめちゃくちゃ狭いことがあります。

そうすると記述の試験では問題用紙と解答用紙がかなりの面積を使うため、かなり窮屈な中で問題を解かなければならないという状況になる可能性があります。

そうなった時に少しでも机の面積を有効に使いたいので、ペンケースが邪魔になったりします。

おすすめは縦置きができるペンケースです。

ペンケースは横にすると机の面積を取ってしまうので問題用紙や解答用紙の下に入ってしまって厄介な時があります。

縦置きにすればそういった心配はありません。

もし、縦置きにすると倒してしまいそうで心配な場合は横置きになりますが、薄型の設計にもなっており、極力邪魔にならないようになっています。

まとめ

今回は司法書士試験の記述式試験の対策について解説しました。

記述式は最初はなかなか分かりづらく勉強が思うように進まないかもしれませんが、民法や会社法の知識がつけば自然と点数が取れるようになり、実際の試験でも上乗せ点を作れるくらいになる大事な科目です。

記述式を効率的に学習するにはやはり質問や添削が必須となるので、記述式に苦手意識がある人は通信講座の活用も視野に入れる方がいいでしょう。

記述式には慣れが必要なので、繰り返し学習しながら徐々に実際の権利関係をイメージをそれがしっかりと登記申請書に反映できるようになれば何も怖いものはありません。

記述式が苦手な人も今日から対策を始めて合格を目指しましょう!!

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