【知らなきゃ損】残業100時間経験者が語る司法書士事務所の残業事情

事務所転職

司法書士事務所の残業って一般的にどうなんだろう?

司法書士事務所の残業事情について月100時間残業を経験した私が次のような疑問に答えます。

✅読者の悩み

  • 司法書士事務所って残業あるの?
  • 残業の平均時間は?
  • 残業がある場合しっかり残業代は支払われる?
  • 司法書士の求人にみなし残業○○時間って書いてあったけどどういう意味?

✅この記事を読むメリット

  • 司法書士事務所の残業事情が分かる
  • おすすめな司法書士事務所の探し方がわかる
  • 失敗しない司法書士事務所選びの方法がわかる

✅この記事の信頼性

この記事を書いた私のプロフィールはこちらです。

司法書士試験合格後、個人事務所・決済事務所・司法書士法人の勤務経験があります。

今回は決済事務所で働いていた際の経験を基に解説していきます。

当時の状況はこんな感じでした。

事務所の種類決済事務所
業務内容不動産登記99%
スタッフ数(司法書士含む)20人(うち司法書士約7名)
取引先ハウスメーカー
平均残業時間約60時間
給料約250,000円(基本200,000円+資格手当50,000円)

この情報だけでも突っ込みどころは多い気がしますが(笑)、それは機会があればまたお話しするとして、こんな状況の司法書士事務所だったとイメージしてもらえればと思います。

それでは本題に入りましょう!

司法書士事務所の残業事情

司法書士事務所の残業事情について下記の点について解説していきます。

  • 司法書士事務所って残業あるの?
  • 残業の平均時間は?
  • 残業がある場合しっかり残業代は支払われる?
  • 司法書士の求人にみなし残業○○時間って書いてあったけどどういう意味?

司法書士事務所って残業あるの?

結論残業はあります。

しかし、事務所によってまちまちなところがあるのも事実です。

先ほど公開した私が働いていた決済事務所では残業が常習化していました。

でも、その前に働いていた個人事務所では8:30〜17:30までが基本時間でしたが、残業をしたことはほとんどありませんでした。

現在は残業の取り扱いが36(サブロク)協定により厳しくなったため大手の決済事務所でも残業は減少傾向にあります。

とはいえ決済事務所の繁忙期にはそこそこ残業が増えることは覚悟しておいた方がいいかもしれません。

残業の平均時間は?

おおよそ月に30〜40時間が平均です。

これは私が実際に決済事務所で働いていた時の労働時間を平均したものです。

1日にすると1〜2時間残業する計算になりますね。

私が周りの司法書士にも聞く限りこれくらいの残業はあるようです。

なお、個人事務所だと残業が少ない傾向にあります。

残業がある場合しっかり残業代は支払われる?

ここはしっかりと自分自身で確認しなければならない点です。

正直なところ、私の経験上残業代の支払いについては結構怪しい事務所が多いです。

例えば、通常勤務の時給換算×25%がしっかり支払われていなかったり、そもそも残業代が支払われないケースも見かけた事があります。

また、当初は月給制だったところ、途中から年俸制に変わるなどして残業代がうやむやにされてしまうケースもあるので注意してください。

司法書士の求人にみなし残業○○時間って書いてあったけどどういう意味?

みなし残業とは、残業してもしなくても〇〇時間分は給料に反映されているので、別途残業代を支払わないと言う意味合いになります。

ある程度残業があることが当たり前の事務所だと、こう言った方法で給料をきめ給与計算の経理の手間を省いているようです。

この場合、さらにみなし残業時間を超過した場合にはどのような取り扱いになるのかしっかり確認しなければなりません。

司法書士事務所のおすすめな探し方

司法書士試験に合格し、始めて司法書士業界で働く場合は右も左もわからない状態だと思います。

司法書士業界は世間一般と少しずれている部分があるので最初は面食らうかもしれません。

そんな人はぜひ司法書士専門の転職エージェントを利用する事をお勧めします。

特に残業や労働条件についてはいきなり自分だけで事務所側と折り合いをつけるのはなかなか難しいかもしれないので、転職エージェントでしたら、そういった確認をあらかじめとることができます。

司法書士の転職については、こちらの記事でも詳しく解説していますので、併せてチェックしましょう。

▼司法書士事務所の探し方

失敗しない司法書士事務所選びをするために

司法書士事務所を選ぶ際の自分の中の基準は人それぞれですが、この先の司法書士キャリアを考えた時には、給料や業務内容だけで選ぶと失敗するケースがあります。

もしここらへんで自分が本当にどんな事務所で働けばいいか悩んでいる人はこちらの記事で詳しく解説していますので是非ご覧ください。

▼誰も教えてくれない自分に合う事務所の選び方

まとめ

今回は司法書士の残業事情について解説しました。

司法書士事務所は従来労働条件があいまいにされていた過去があり、現在でも少しその名残があるように感じます。

しかし近年では社会全体が労働環境について厳しい目で見るようになりだいぶ改善されました。

とはいえ、まだまだ不十分な側面もありますので、就職を焦るあまり残業や労働条件をないがしろにしないよう引き続き注意が必要です。

司法書士事務所のおすすめな探し方は知らないと損なので、是非この機会に転職エージェントに登録してみてください。

▼司法書士事務所の探し方

なお、過去に「ブラック司法書士事務所」について解説した記事がありますので、よろしければ引き続きこちらもどうぞ。

▼ブラック司法書士事務所の見分け方は?

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