数あるサイトの中からこのブログを見に来てくれてありがとうございます。
「司法書士にまつわるエトセトラ」を運営しているハロウ(Twitter)と言います。
ここでは、私の簡単なプロフィールとこのブログのコンセプトについてお話しします。
プロフィール
司法書士を目指した動機
高校3年生の時にちょうど進路を決めなければならず、それまではどんな仕事に就くかをあまり深く考えてこなかったのですが、そこで初めて自分の進路について考えだしました。
漠然と「普通のサラリーマンは向いていないだろうな・・・」と思っていてなかなか進路が決まらない中で、その時ちょうど「HERO」というキムタクのドラマを観て、「法律ってカッコいいかも!」と言う理由から本屋に行き、資格の本をめくっていた時に弁護士の次に難しい資格(当時)で「司法書士という仕事があるんだ」というのが司法書士という資格との初めての出会いでした。
その中には「学歴関係なく高収入」が謳われており(笑)、当時の純粋な私には「これだ!」と思いそこから司法書士を目指すことになりました。
予備校時代
そこから法学部の大学に進みましたが、大学4年間はほとんど司法書士の勉強はしていませんでした。
まさにモラトリアムです(笑)
そして大学卒業後に資格予備校に通い出します。
ちなみにこの時に「独学でやろう」という考えは全くありませんでした。
なぜなら、法律用語がわからなかったり、その法律がどういう事なのかをイメージすることができず、自分の解釈で進むと間違った基礎が身についてしまうと考えたからです。
実際この考えは正しいもので、予備校で1年間みっちり基礎を叩き込んだおかげで、その後に自分で勉強しても意味や解釈で間違った理解をすることはありませんでした。
法律は基礎がとても大事なので、独学ではなく予備校に通って本当によかったと今でも思っています。
この時は、就職をせず専業受験生だったので、毎日8〜10時間勉強をしていました。
後にも先にこれより勉強をすることはないと思うくらい勉強しました。
1年で基礎学習を終えましたが、1回目の試験では全く手も足も出ず不合格となり、この後の長い受験生活が始まります。
事務所就職
1回目の受験が終わった時点でそのまま専業で受験することが経済的にも難しかったので、就職することにしました。
と言っても全く別の仕事をするのは時間の無駄だと思い、司法書士事務所を探しました。
その事務所は行政書士・土地家屋調査士・司法書士の業務を扱っており、司法書士の補助者として入ったのですが、何でもやらせる事務所で、入所当日から測量業務をやらされたのは今ではいい思い出です(笑)
一方勉強の方では、仕事に時間が取られてしまうのがすごくもったいなく感じていました。
一緒に勉強を始めた友達が先に合格していたりと精神的にはすごい不安定な時期だったと記憶しています。
この頃から「どうしたら効率良く勉強できるか?」や「モチベーションを維持するにはどうしたらいいか?」ということを考え始めました。
今思えば、司法書士事務所で働いたことは決して遠回りではなかったと思っています。
なぜなら司法書士試験は実務にかなり近い試験だからです。
民法の知識であっても日常でしばしば必要になります。
逆に登記に関して言えば予備校では具体的にイメージできなかった部分、主に不動産登記法や商業登記法については実務をやることによって条文の意味が本当に理解できると思います。
とは言え、人によっては専業で勉強だけに専念した方がいいと思う人もいるでしょうし、私のように働きながら勉強しなければならない人もいると思います。
なので、そこに関しては答えはないと思います。
私のように働きながら勉強をしている人も不安に思わずそのまま突き進んでください。
話が少し逸れましたが、私の受験生活も長く、気づけばいい結果が出ないまま最初の受験から4回も合格できずにいました。
いい結果が出ない、というのは、4回目まで1度も足切り点を越えたことがなかったのです。
司法書士試験の内容は科目も多く、どの科目も簡単な問題ではありません。
それ故に「何を」「どこまで」勉強すればいいかわからなくなってしまい完全に迷走状態でした。
この時になってやっと、「条文や判例をただ沢山やればいいわけではないんだ」ということに気づきました。
そしてそのことを友人に相談したところ、やっと勉強をどのようにすればいいのかがわかりました。
そしてそこからは勉強方法を変え、4回目の試験が終わってからはそれのみに専念し、勉強時間も1日3時間にすることによってモチベーションを保つようにしました。
1日3時間しか勉強をしないことによって、「もうちょっとやりたいのに」と思えるようになりました。
これが勉強を続けられるモチベーションになりました。
しかもやる事を決めているので無駄な時間がありません。
ひたすら毎日同じ事を繰り返しやります。
そして、少しの自信と大きな不安を抱えながら5回目の試験に挑みます。
5回目の受験で晴れて合格
試験当日の自分の行動は一挙手一投足決めていました。
そうする事によって無駄な頭を使わなくて済むからです。
午前の試験が始まってある程度自分の力を出し切れた印象がありました。
午後の試験では、時間との勝負でした。
択一をいかに早く解ききり、記述にいけるかが鍵です。
時間を気にしながら択一を正確に判断して解くのは恐ろしいほど集中しました。
択一が解き終わって、記述に入ると問題文を読んだだけでも書く量が半端ではない事が容易に推測されました。
時間ギリギリまで粘りましたが、100%の記載量ではありませんでした。
特に商業登記の方で穴が目立ちました。
試験が終わって会場を出る時は全く自信がありませんでした。
「また来年もここに来なければいけないのか・・・」
なんて事を考えていたのを今でも鮮明に覚えています。
それくらい自信がありませんでした。
怒涛の試験も終わり少し休まるかなと思っていましたが、実はこの試験終了から合格発表までの3ヶ月が精神的には一番辛かったです。
択一に関しては、解答速報が出るので、ある程度足切りは越えたかもしれないという手応えがありましたが、記述に関しては採点方法もわからないので、自分がどれだけ点が取れているかが全く予想がつきません。
この3ヶ月は毎日あらゆる場合を考えて自己採点をしていました。
どれだけやっても不安が拭えなかったですが、最後は「自分が合格できなくて誰ができるんだ」と言い聞かせてその期間を過ごしました。
合格発表当日は仕事だったので、事務所のPCで16時に確認しました。
そこで無事自分の受験番号があり、長い受験生活に終止符を打つ事ができました。
このブログのコンセプト
このブログのコンセプトは
「読みにきてくれた人の司法書士ライフを少しだけ豊かにする」
ことを目的としています。
ここで言う「司法書士ライフ」とは合格者だけではなく、これから司法書士試験を受けようとしている人から今まさに司法書士を目指して受験勉強をしている人までを含んだ、司法書士に関係している全ての人に、司法書士に関するライフを少しだけ豊かにしてもらおうというコンセプトです。
私が司法書士に合格し実務について10年以上経った今、当時の自分を振り返ると様々な悩みや不安に晒されていたんだなと思います。
しかしそんな悩みや不安をうまく言語化できなかったり、そもそも想像もしていなかったり、相談できなかったり、相談しても貰った答えが正しいのかわからずにいました。
司法書士受験における悩み、合格してからの悩み、私自身本当に色々悩んできて壁にぶつかって乗り越えたり乗り越えられなかったりしました。
いわばそんな過去の自分に対してアドバイスしてあげられることは何だろうかと考え、それはもしかしたら自分と同じような悩みを持った人の役に立てるのではないかとの考えが生まれました。
そんな時にブログに出会って、大袈裟かもしれませんが「これを伝えるために司法書士になったんじゃないか」と思いました。
自分が今まで苦しんできたことに腑が落ちるというか。
コンセプトと言いつつ自分語りみたいになってしまい恐縮ですが、読んでいる皆さんにとっても「この人はなぜ、どういう目的でこのブログをやっているのだろう?」というのは気になるところかなと思いコンセプトと合わせてお伝えしました。
そんな訳で、最初にもお伝えしましたが、司法書士ライフを「少しだけ」豊かにできるようにします。
皆さんの人生を劇的に変えられるほどの力は私には持ち合わせて無いかもしれませんが、少しだけなら可能かなと思いました。
また、このブログは普通の司法書士や士業がやっているようなものとは少し違うかもしれません。
試験問題の超わかりやすい解説はできないかもしれません。
合格後の実務についてこうすべきだと力強く指導できないかもしれません。
ですが、読んでくれた人が少しでも「面白い」とか「そうなんだ」と思ってもらえるような記事を精一杯魂を込めて書きますので、よかったらたまに見にきてください。
そんな風に少しでも感じてもらえたら、どんな些細な事でも気軽にコメントやメッセージもらえれば嬉しいです。
皆さんが読んでくださる事が私の活力になるからです。
長くなってしまいましたがこんな私の話を最後まで聞いてくれてありがとうございます。
それではブログ、楽しんでいってください!
取材歴
▼日本最大級の司法書士専門の転職エージェントに潜入取材しました
▼クレアール司法書士講座に潜入取材!
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