今回、私のところにこんな悩み相談がありました。
✅相談内容
ハロウ先生
はじめまして。
今回ハロウ先生にご相談したいことがありましてメールさせていただきました。
私は、社会人として働きながら司法書士を目指している30代の男です。
もともと法学部出身ということもあり、宅建、行政書士と立て続けに受けて合格しました。
そんなに勉強していないと言ったら噓になりますが、正直本気になって勉強したわけでもないのに合格出来て、「もしかしたら自分には才能があるかも?」と思い、その2つの資格に合格した勢いで司法書士試験を受けることにしました。
しかし、実際に司法書士試験を受けてみると宅建と行政書士とは全くレベルが違うことにすぐ気づきました。
しかし、そうは言ってもあと1・2年勉強すれば合格するだろうと考えていましたが4回目の受験をしても基準点すら届かない状況です。
途中からはこのままではいけないと思い、司法書士事務所に転職したのですが補助者だと給料もなかなか上がらず転職しなければよかったと後悔しています。
結局、結果の出ないまま数年を過ごしてしまい気付けば30代も半ばになってしまいました。
司法書士試験を諦めるにしてもこのまま事務所にいても将来が不安です。
かと言って転職しようにも給料面で就職先がなかなか見つからないです。
進むことも引くこともできずに困っています。
ハロウ先生のご教授を頂きたく不躾ではありますがお願い申し上げます。
(相談メール一部抜粋)
なかなか重くてしかも難しい問題です。
今回のこの相談に対してした私のアドバイスをご本人に承諾を得ましたので、同じような悩みを持った人の参考になるようにご紹介していきます。
宅建・行政書士に合格した人が司法書士試験を受ける際のアドバイス
宅建、行政書士を取った上で司法書士試験に挑んでいる方は多いのではないでしょうか?
そして、私が見るに挫折してしまう人の一番多いパターンでもあると思います。
先ほどの相談に対しては、人生を左右するような相談でもあるので、「こうしなさい」というアドバイスは難しいのですが、どのように気持ちを持っていくかについてアドバイスしました。
司法書士に本当になりたいか?
私が相談者の方のメールを見て一番気になったところはここです。
宅建と行政書士の資格を取得している上で司法書士に本当になりたい理由は何だろうかと思いました。
例えば司法書士でなくとも独立開業はできます。
それこそ行政書士であっても独立開業し、軌道に乗れば一般企業で務めるよりも良い収入を得られる可能性は十分にあります。
また、厳しい言い方にはなりますが、司法書士試験を目指すのであれば、多少の犠牲を払う必要が出てくる人もいます。
まさに私がそうでした。
私は才能がないので(他の記事で司法書士試験に合格するのに才能はいらないと言っていますが)、勉強をたくさんしなければなりませんでした。
なので、私の20代はほぼ勉強して過ごしたと言ってもいいほどです。
相談者の方は宅建、行政書士に比較的余裕をもって合格されたようなので、どこか司法書士試験に対しても慢心があったのではないかと思われます。
・どうして司法書士になりたいのか?
・どうしても司法書士になりたいのか?
・その為に犠牲を払うことを厭わないのか
この点について相談者の方に今一度自分に問いかけてみるべきであるとアドバイスをしました。
✅ちなみに
勉強に行き詰ってしまったらこちらの本で一度自分の勉強方法を見つめ直してみるのもありかもしれません。
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まとめ
私が見てきた人でも司法書士受験生で宅建、行政書士を保有して挑んでいる人はたくさんいました。
でも苦しんでいる人が多いのも事実でした。
ステップアップとして司法書士試験を目指すのは危険です。
明確な目標と明確な気持ちを持って挑まなければ大抵の人は途中で挫折することになってしまいます。
宅建と行政書士に合格できた人であれば司法書士試験に合格するだけの資質は十分に持ち合わせているはずです。
そうなった時に重要になってくるのが気持ちの面での切り替えかもしれません。
このブログでは何度もお伝えしていますが、司法書士試験に合格する人は本気で取り組みそれを裏付けるだけの勉強量を確保できる人です。
ぜひこの機会に「どうして司法書士になりたいか」を見つめ直してみてください。
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