司法書士試験の勉強を始めようとした時、独学でできるのか?と疑問に思う事があると思います。
そんな疑問にお答えするとともに、司法書士試験に受かる人の特徴も解説しますので、是非ご覧ください。
司法書士の資格についてもっと詳しく知りたい方は先にこちらの記事をご覧ください。
✅この記事の信頼性
私の長い体験や知り合いの司法書士などから実際に聞いた話も交えて解説するので他のサイトよりリアルかつ信憑性の高い情報だと思います。
その他の詳しいプロフィールはこちらです。
それでは早速見ていきましょう!!
※音声字幕でYouTubeでも解説しているのでよかったらご覧ください。
司法書士試験は独学だと受からないのか
まずこれに対しては私の中で明確な答えがあるので発表します。
理論上受からなくはないが私の出会った中で完全独学で合格した人は1人もいない
残念ながらこれが現実です。
※この記事で言う「独学」とは、予備校や通信講座を使用することなくテキスト・参考書・過去問等のみで、司法書士試験の学習をすることを指します。
そんにゃあぁ〜〜〜
もちろん完全独学で合格した人もいるのは事実。
でも私が過去数百人の司法書士に会って見つからないんだから全体のパーセント的には1%以下くらいかもしれないね。
独学で合格がかなり難しいのには以下の原因が考えられます。
✅司法書士試験が独学では難しい原因
- 単純に難易度が高い
- 試験科目が膨大である
- 法律はあまにりもイメージしずらい
単純に難易度が高い
司法書士試験の難易度がまず単純に高いのが問題です。
私が以前に解説した「【真実】司法書士試験の難易度は東大以上?挑戦した人だけが合格できる」の記事で紹介したランキングですが、司法書士は士業の中でも司法試験・公認会計士試験に次ぐ難易度です。
1位・・・・・司法試験
2位・・・・・公認会計士
3位・・・・・司法書士
4位・・・・・不動産鑑定士
5位・・・・・弁理士
6位・・・・・税理士
7位・・・・・土地家屋調査士
8位・・・・・社会保険労務士
9位・・・・・行政書士
10位・・・・・中小企業診断士
さらに合格率で言えば日本最難関試験であると言えます。
なお、合格率と勉強時間は以下の通りです。
司法書士試験 | |
合格率 | 約4% |
勉強時間 | 3000時間~4000時間 |
これは大学の受験に例えると東大を目指すよりも難易度が高いという驚きの事実。
これらの事実に追い打ちをかけるように、受験生の多くはいわゆる専業受験生と呼ばれる仕事をせずに勉強のみをしている人ばかりです。
そういった人たちと4%の枠を競い合うのにはどうしても独学だとスピードが追いつきません。
もちろん長い目で勉強するという人もいるでしょうが、長く勉強しても間違った勉強方法ではいつまで経っても合格できないのが事実です。
司法書士試験の難易度についてはこちらの記事でさらに詳しく解説していますので、是非チェックしてみてください。
試験科目が膨大である
司法書士試験はご存知のとおり11科目もあります。
科目 | |
---|---|
午前の部(択一) | ・憲法 ・民法 ・刑法 ・商法(会社法) |
午後の部(択一) | ・民事訴訟法 ・民事執行法 ・民事保全法 ・供託法 ・司法書士法 ・不動産登記法 ・商業登記法 |
午後の部(記述式) | ・不動産登記法 ・商業登記法 |
例えば憲法単体などは独学でもある程度大丈夫かもしれませんが、それが他の科目にも通用するかと言うとそうではありません。
しかも単に教科が多いだけならまだしも、それぞれの科目も決して簡単な問題が出るわけではありません。
基本的に全教科をマスターする必要があります。
これを独学でやろうとするとまず不可能に近いです。
科目の多さから独学で合格することが難しい原因であると考えられます。
法律はあまりにもイメージしずらい
司法書士の勉強をした人ならわかると思いますが、正直最初は何もかもがわからなかったのではないでしょうか?
条文も何を言っているのか、なぜ第何条の規定に飛ぶのか、用語の意味は・・・
挙げればキリがないですが、どんなに頭のいい人でも初心者が条文を1回読んだだけでで法律の意味を完璧に理解することはできません。
そもそも条文を読んだだけで全てを理解できるなら誰も苦労はしません(笑)
逆に言えばそれが難しいからこそ独学で合格するのが厳しい原因であるとも言えます。
それでもどうしても司法書士試験を独学で合格したい
司法書士を目指す人の中には諸所の事情によりどうしても独学で合格を目指す人もいると思います。
- 通信講座や予備校に費用をかけられない
- どうしてもまとまった時間が取れない
独学で合格を目指そうとしている人の中にはこういったことで悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
もちろん独学でやると決めた人を止める権利は私にはありませんが、独学と通信講座を使った場合に費用はどれくらい違うのかを検証してからでも遅くはないので是非ご覧ください。
費用や時間のせいで制限されてしまうのはもったいないです。
独学とは言え費用はかかるので、同じ金額を使うのなら絶対に効率が良い方が合格への近道です。
独学だといくらかかる?
司法書士試験は科目数が多いという話をしましたが、その余波がここでもきます。
試験科目が多い=テキスト類が多い、ということです。
ざっと司法書士試験にかかるテキスト類の費用は安く見積もっても約7万円。
内訳は以下の通りです。
よくあるテキスト構成(1冊3,000円計算)
民法1~3(テキスト) | 9,000円 |
民法1~3(過去問) | 9,000円 |
会社法(テキスト) | 3,000円 |
会社法(過去問) | 3,000円 |
憲法・刑法(テキスト) | 3,000円 |
憲法・刑法(過去問) | 3,000円 |
不動産登記法1~2(テキスト) | 6,000円 |
不動産登記法1~2(過去問) | 6,000円 |
商業登記法(テキスト) | 3,000円 |
商業登記法(過去問) | 3,000円 |
民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・司法書士法・供託法(テキスト) | 3,000円 |
民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・司法書士法・供託法(過去問) | 3,000円 |
不動産登記法【記述】(テキスト) | 3,000円 |
不動産登記法【記述】(過去問) | 3,000円 |
商業登記法【記述】(テキスト) | 3,000円 |
商業登記法【記述】(過去問) | 3,000円 |
判例六法 | 3,000円 |
合計 | 69,000円 |
独学であっても、例えこれ以外に購入しなくともこれだけの費用がかかります。
通信講座との比較
司法書士の通信講座は間違いなくスタディングが№1です。
スタディングは費用が安く、スキマ時間でも司法書士試験の合格を本気で目指せる質とコスパが最強な通信講座。
まず1番気になる費用がこちらです。
スタディングの料金プランはこれだけですが、これから司法書士を目指す人であれば、間違いなく「合格コーススタンダード」がおすすめです。
費用は89,100円です。
独学でテキストを揃えた場合に約70,000円だったのでその差は約20,000円!
20,000円の差が大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれだと思いますが、この20,000円の差の中には、「動画で講義を受けられる」という差が含まれています。
これって金額の差以上のメリットがあると思いませんか?
講義動画はあらかじめ時間のない忙しい人へ向けて設定されているため通常の通信講座にある講義よりも時間が短く、細かく設定されています。
そのため、「通勤時の5分や」、「子どもが昼寝しているちょっとの時間」を有効に使えるため、まとまった時間が取れない人でも本気で合格が目指せます。
これだけ独学で合格を目指す人にもおすすめなスタディングですが、ひとつデメリットがあります。
それは、スタディングはテキスト代が先ほどの料金とは別に22,000円かかってしまうという点です。
とはいえ、このテキストは充実の全教科備えており、自分で選んで失敗するというリスクは減ります。
また、プラン料金に関しては分割払いが可能なので、一括で支払うよりも負担は軽くなりやすいです。
さらに、スタディングは不定期で割引もしているので、更にお得に受講することができます。
独学を考えていた人でも十分視野に入れられる通信講座がスタディングですので、是非この機会に一歩踏み出し、司法書士試験の合格へ近道をしてみてはいかがでしょうか?
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司法書士試験に受かる人のたった1つの特徴は?
これもよく聞かれるのですが、私は司法書士試験に才能や素質は関係ないと思っています。
それは、独学だろうとそうじゃなかろうと同じです。
司法書士試験はただ単純にどれだけ勉強したかを問われる試験です。
なので司法書士試験に合格するために必要な特徴はたった1つ、
試験に本気で取り組んで、その本気を裏付けるだけの勉強量を確保した人
であると言えます。
当たり前の事だけどそれが難しいんだよにゃ〜
その通り!
才能も素質も問われないから勉強をして「理解しているか」がダイレクトに結果に反映する試験なんだ。
その理解を助けるために通信講座や予備校を使って速度をブーストさせるんだ!!
✅ちなみに
今回私が解説した事と同様の意見の書籍がこちらです。
なお、定価1,650円ですが、このブログを見ていただいた方には無料でプレゼントします!
下記のリンク先よりじゃんじゃん応募してライバルと差をつけてください!
まとめ:才能は関係ないが勉強方法は大事
今回は司法書士試験の独学についてでしたが、皆さんの思うような答えではなかったかもしれません。
ただ後半でお伝えしたように、司法書士試験に才能も素質もそこまで関係はないです。
そういう意味では全ての人にすごく平等な試験であるとも言えます。
しかし、漫然と勉強をしているだけでは試験に受からないのもこれまた事実です。
司法書士試験が何を問うているのか?
それに自分の中で答えを出して勉強する事こそが受かるために最も重要な事です。
私自身それについてはずっと答えが見つからず5回も試験を受けることになってしまいましたが、私なりの答えが出せて合格できました。
それについても解説した過去の記事があるので興味がある人は読んでみてください。
皆さんが司法書士試験とはどんな試験かという答えを見つけ出すために少しでも参考なれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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