【司法書士試験とは?】今更ながらまとめてみた

司法書士試験

司法書士とは?

司法書士は、地域社会に貢献する法律専門職の国家資格であり、「くらしの法律家」として活動しています。彼らは不動産・商業登記手続き、供託手続き、裁判所への書類提出など多岐にわたる業務を通じて、依頼者の権利・財産を守る役割を果たしています。近年では、簡易裁判所における訴訟の代理など、業務範囲が広がり、ますます活躍の場が拡大しています。

司法書士試験の概要

司法書士試験は筆記試験と口述試験の2つから成り立ちます。最終合格を得るためには、まず筆記試験に合格し、次に口述試験(面接)も合格する必要があります。2つの試験の中で、特に筆記試験が重要であり、現在では筆記試験合格者のほとんどが口述試験も合格しています。そのため、最終合格を勝ち取るには筆記試験に合格することが不可欠です。試験のスケジュールは年度ごとに異なりますので、試験を受験する年度の試験情報を必ず確認するようにしてください。

難易度

司法書士の資格は魅力的ですが、合格するためには難易度の高い試験に合格する必要があります。合格には約3000時間の勉強が必要であり、毎日3時間の勉強を続けると約3年かかる計算です。試験の合格率は約3~5%前後で推移しており、特に筆記試験に全力を注ぐことが重要です。一方、口述試験は過去の実績を見ると合格率が高い傾向にあるようです。

▼過去の司法書士試験の合格者数・合格率

年度申込者数受験者数合格者数合格率
(対受験者数)
平成30年度17,66814,3876214.31%
平成31年度16,81113,6836014.39%
令和2年度14,43111,4945955.17%
令和3年度14,98811,9256135.14%
令和4年度15,69312,7276605.18%

司法書士試験の基本情報

試験までの流れ
試験の流れ日付
受験案内・願書配布開始4月上旬から
受験申請期間5月上旬~中旬頃
筆記試験7月 第1週目の日曜日
筆記試験の基準点などの発表8月上旬~中旬頃
筆記試験合格発表10月上旬~中旬頃
口述試験10月中旬~下旬(平日)頃
最終合格発表11月上旬~中旬頃

司法書士試験 筆記試験

筆記試験は、午前の部と午後の部から構成されており、すべて一日で行われます。
出題形式は、5つの選択肢から1つの正答を選択する択一式(マークシート)、登記申請書類の一部等を作成する記述式があります。

▼筆記試験

午前の部
9:30~

 11:30
〔択一式35問〕
憲法(3問)、民法(20問)、刑法(3問)、会社法・商法(9問)
〔配点〕 (択一式)各3点 計105点
午後の部
13:00~16:00
〔択一式35問〕
民事訴訟法(5問)、民事執行法(1問)、民事保全法(1問)、供託法(3問)、司法書士法(1問)、不動産登記法(16問)、商業登記法(8問)

〔記述式2問〕
不動産登記法(1問)、商業登記法(1問)
〔配点〕 (択一式)各3点 計105点、(記述式)各35点、計70点

合格基準点は毎年変わりますが、概ね8割5分以上正解すればほぼ合格となります。
しかし、午前の部の択一式問題、午後の部の択一式問題、午後の部の記述式問題それぞれについて基準点に達しない場合は、それだけで不合格になります。

▼口述試験

筆記試験合格者を対象に例年10月中旬~下旬頃に行われます。形式は口述(面接)式の試験になります。2名の試験官からの問いに対し、口述で回答をしていきます。

所要時間1人あたり約15分程度(開始時間はそれぞれ指定されます)
試験科目不動産登記法
商業登記法
司法書士法
試験地管区法務局ごとに、それぞれの局が指定した場所

受験料

司法書士試験の受験にかかる費用として、受験手数料8000円を収入印紙で納付します。

最終合格発表

筆記試験合格発表

10月上旬~中旬頃に発表されます。
受験地を管轄する法務局または、地方法務局でその受験地で受験して合格した方の番号が掲示されるほか、法務省のホームページにも掲載されます。

また、合格者へは、個別に合格通知書が発行され、この通知書が口述試験の受験票になります。

口述試験を受験

上述のとおり、筆記試験合格者を対象に例年10月下旬に行われます。形式は口述(面接)式の試験になります。2名の試験官からの問いに対し、口述で回答をしていきます。

最終合格発表

例年11月上旬~中旬頃発表されます。

受験地を管轄する法務局または、地方法務局でその受験地で受験して最終合格した方の番号が掲示されるほか、法務省のホームページにも掲載されます。

また、例年11月には、官報に合格者の氏名および受験番号が掲載されます。

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