司法書士の合格者の平均年齢は約40歳です。
そうなるといざ司法書士試験に合格して転職しようとしても30代40代の未経験者に需要はあるのか疑問を感じる人も多いと思います。
今回はそんな疑問にお答えしていきます。
なお、私は5回目の司法書士試験で合格し、その後30代で実際に司法書士事務所に転職した経歴があります。

実体験を交えて解説しますので、信憑性の高い内容になっているかと思います。
職印を選ぶなら絶対「一生モノ」を
司法書士の転職は30代40代の未経験者でも需要はあるのか

まずこの疑問に正面から答えると、
間違いなく余裕で需要がある
という事が言えます。
理由としては以下の点が挙げられます。
✅30代40代未経験でも需要がある理由
- 年齢ではその人の価値は決まらないから
- 雇う側も当然司法書士試験の合格に時間がかかることを知っているから
- 結局みんな未経験者だから
以下詳しく解説していきます。
年齢ではその人の価値は決まらないから
これはまぁ世間一般でもそうなのですが、司法書士は若いという事にメリットはそこまでありません。
司法書士は人とのコミニュケーションが大事なので、むしろ社会経験を積んだ人の方がより深い話をできます。
私が間近で見てきた中でも30代40代はおろか、50代の司法書士であっても全く苦もなく司法書士事務所に転職してきた例をたくさん見てきました。
司法書士試験に合格する能力があれば年齢は全く気にしなくていいので自信を持ってください。
雇う側も当然司法書士試験の合格に時間がかかることを知っているから
司法書士試験は合格率だけで言えば3%を切っており、日本最難関試験の1つです。
合格するまで3〜5年は普通にかかりますし、中には10年20年戦士なんて話も実際に聞いた事があります。
また冒頭でもお伝えしたとおり司法書士の合格者の平均年齢は40歳前後となっており、いわば30代40代が合格者のメインの層になっている事を雇う側も当然わかっています。
そんなメイン層に需要が無いわけがありません。
世間的に見れば30代40代は中堅ですが、司法書士業界ではまだまだ若手と言っても過言ではありません。
結局みんな未経験者だから
最初は誰でも初心者だからという意味合いもありますが、どちらかというと、事務所にはその事務所のやり方があり、それを覚えるという点に関しては結局みんな未経験者だからという意味もあります。
実務経験者だからと言って何も教えなくていいわけではありません。
その事務所のやり方を覚えるまでにはある程度教えるということに時間と労力をかけなければなりません。
そしてその労力は未経験者とそこまで変わらないからです。
さらに言えば、経験者だと前の事務所の癖があるから、まっさらな未経験者の方が都合がいいと公言する事務所まであります。
結局はその事務所がどう考えるか次第なところはありますが、未経験者であることがそこまでデメリットに働く事はないので、その点においても自信を持って大丈夫です。
まとめ:資格があれば食いっぱぐれません

今回は30代40代未経験者の需要について解説しました。
30代40代なのに未経験であることに引け目を感じてしまうかもしれませんがもう今日からその考えは要りません。
司法書士の合格者は毎年数百人程度。
人材も限られています。
雇う側からしても一般企業のように新卒を求めていたら誰も雇う事ができません。
また事務所の所長だって司法書士なのであなたと同じような境遇で司法書士試験に合格したかもしれません。
だとしたら自分と同じ悩みを持っていることもわかってくれるので年齢や経験で人を区別したりしないはずです。
私の知る限り本当に資格を取ってしまえば就職に困ることはまず無いと断言できます。
もっと早く合格すれば良かったと思ったところで過去には戻れませんし、未経験であればこれから経験をたくさん積めばいいだけです。
むしろ悩んでいる時間がもったいないくらいです。
今回はそんな悩みを持った人の背中を少しでも押せたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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